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美丈夫な口

新連載に際し

目からウロコならぬ、歯から歯垢の落ちるお咄

美丈夫には口が大切

我々『麻布御簞笥町倶樂部』の親爺が目指す「美丈夫」は、逝くその時を迎えるまで健やかに小綺麗に生き、そしてポックリ大往生することである。
それには美味いものをたらふく喰って体力をつけなければならない。
我々親爺には不味いものを喰っている暇はないのである。

美味いものを美味く喰うためには歯をはじめとした口の健康が大切である。
命のための食い物は全て歯と歯の間を通り咀嚼されて体内に入る。

口の機能が損なわれれば、それは即健康にやがては命にも関わることになる。
口からものを食べられなくなったら、それは人間として終わりを迎えたということである。

個人差はあるというものの歯の寿命は50年ほどらしい。我々はそろそろ真剣に口と歯の健康に向き合わねばならぬ時を迎えたようだ。

咀嚼は命だ

歯は口の機能の単なるパーツに過ぎず。歯医者はパーツの修理のみでなく口の機能を整えること「口腔」全体のことを踏まえて治療しなければならない、「歯医者は歯の修理屋ならず」と唱える林晋哉という歯科医師がいらっしゃる。
林医師は、口の機能の中でも「かみ合わせ」が最も大切で、かみ合わせに不具合が生じれば体調を崩し健康を損なうと言われる。

顎関節の噛むという機能が狂えば、体のいたるところに変調が起こり、かみ合わせが悪いせいでなんと〝痔〟になることもあるという。
虫歯や入れ歯、インプラントなどの違和感は顎口腔系のストレスとなり咀嚼システムに悪い影響が出てしまう。
咀嚼、つまり食べ物を噛むという行為は、顎から直接脳に影響を及ぼしボケの原因のひとつにもなるという。
歯の不調は間接的にボケにも繋がるというのである_あな恐ろしや。

以上のような目からウロコならぬ、歯から歯垢の落ちるようなお咄を連載いただくこととなった。
まず次のコラムで、林医師の友人でもあり昭和歌謡の連載をお願いしている勝沼紳一さんから林晋哉医師のご紹介をお願いする。

同胞諸氏に本日胸に刻んでほしいこと
ボケぬよう噛め。
そして、ボケても噛め。

編輯子/秋山徹 Toru Akiyama

 

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